本日をもって新卒入社した会社を退職しました
TL;DR
- 去年新卒入社した会社(ホワイト)を本日付で退職しました
- 一番の理由は技術的な興味と業務の関連性を高めたかった
- 技術書典、AITACも契機の一つ
- いわゆるリファラル採用、でも選考は通常と恐らく同じ
- ブラック自慢やパワーワードはなし
- 退職手続き&入社前手続きは一手間
Bluetooth
->インフラ
、To be cotinued...
この記事について
本日(2018年1月31日)付で去年新卒として入社した会社を退職して、明日から転職先に入社することが決まっているのでいわゆる退職エントリという立ち位置で書いたものです。
capytanさんの退職エントリに触発されて書きました。
あれほどの文章力は持っていませんが…
紛らわしいので、以下では本日付で退職の会社を「前職」と呼称します。
ぼかすためにあえて的確でなく婉曲な表現をしていますが、間違ってはいないはずなのでそこはご容赦ください。
あまり参考にならないと思って書くかどうか迷ったのですが、 「誰か一人でも少しでも何か得るものがあれば」「直接得るものがなくとも1つの実例として」と思って書くことにしました。
個人的には自分に対する記録、またブログ始めようとしていたのでちょうどいいかなという意味合い、あと知り合いに転職すると話をしたところ「退職エントリ書いてよ」と言われたからという意味もあります。
目次
- 私について
- 転職を決めた理由
- 転職活動に至るまで(8月~9月)
- 転職活動、選考を受けるに至るまで(10月)
- 選考からオファーまで+α(11月~12月)
- 退職手続き&入社前手続き(1月)
- それ以外(1月後半)
- 最後に
私について
そもそもお前誰だよとなるので、ごく簡単に自己紹介を。
いわゆる情報系の修士課程を経て、2018年4月に日系メーカーの開発職に就職しました。
1年目なので、あってないような専門ですがBluetooth(特にBLE)通信機能のソフトウェア開発を担当していました。
開発と言っても、伝統的な日系大手にいる人なら程度の違いはあれども分かっていただけると思うのですが、コーディング(実装)は外注するタイプの「開発職」です。
転職を決めた理由
前職はいわゆる大手企業だったので、待遇面に不満はあまりなかったです。
同業界大手の中では若干悪いらしいですが、それも些細なもので十分ホワイトでした。
モヤモヤした気持ちがなかったと言えば嘘になりますが、積極的に今すぐ辞めようとは思っておらず、とりあえず2~3年は居ようかなと思っていました。
じゃあなぜ退職・転職するのという理由としては、
業務でBluetoothやっていますが一番興味があるのはインフラだったことと、
私が目指すエンジニア像は今回の転職先の方が早く実現できると考えたからでした。
ブラック自慢やパワーワードを期待されている方もいらっしゃるかも知れませんが、
そういうのはこの記事にはないです、ごめんなさい。
完全無欠な企業などないわけで、前職のマイナス面を挙げようと思えばそれは挙げられるのですが、
私の場合は残業最大でも月12時間というレベルで残業代は全額付くホワイト企業であり、
貶めようという意図は全くないのでここには書きません。
これで転職を決めた!という単一のきっかけはなかったので、ある程度時系列に沿って書いていきたいと思います。
転職活動に至るまで(8月~9月)
去年の夏くらいに研究室の同期で、インフラサービスをやっているといえばまず名前が挙がる企業に行った人がいて、彼から「人足りてないから来ない?」という話を小耳に挟みました。
その時は「本当?足りていないといってもごくわずかで言うほどじゃないでしょ」とか内心思っていたんですが、
その後某所のその企業に関する記事で「今年大規模に採用して増員する予定」というのを見て、本当だったのかと思いました。
それで改めて後日どんなことしてるのか業務について尋ねました。
その頃ちょうど前職でも開発スケジュールの時期的に新規開発案件がなく、
いわゆる保守・運用という面で実質テクニカルサポート業務をしており
不具合の技術的な原因究明や技術仕様の確認調査をすると仕組みが少しずつ分かってきて「これ楽しい」と思っていて、
修正・改善はエンドユーザーの方々にとってもプラスになることだから「やりがいあるぞ」となっていました。
話を聞いてみると、技術分野は違うけど本質的な業務は上に述べたものとほぼ一緒、
ましてそれが元々興味のあったインフラでということなら楽しくないわけがない!
ということがわかったので、説明会行こうとなったわけです。
転職活動、選考を受けるに至るまで(10月)
10月初めに説明会に行きました。
それ自体は中途向けの「強者来たれ!」という説明会ではあったのですが、
同期からも聞いていたのですが普通の中途採用とは別に第二新卒向けの採用があり、
募集要項見てみると相応の知識があれば実務未経験でもOKとなっていました。
良いんじゃないかと思いつつ、いやでも自分なんかが受けてもとか落ちたらどうしようとか、この時はまだ選考を受けるのをためらっていました。
技術書典
そんな中、インターネット上である単語をちらほら目にするように。
そう、皆さんご存知技術書典です。
技術書典5自体には行かなかったのですが、2日後くらいにBOOTHで
『セイチョウ・ジャーニー』
『完全SIer脱出マニュアル』
を購入しました。他にもいくつか購入して全部良書だったので紹介したいのですがここでは関係がないので割愛。
これら2冊のおかげで、改めて自分がどういったことに適性があるのか見直すきっかけになったり、「選考受けてみよう、他の企業も調べて話聞きに行ってみよう!」と思い至りました。
AITAC
あと、やっぱりインフラ楽しい!と再認識したこととして、AITACがあります。
とても雑な説明をすると某W○DEプロジェクトとかその他のネットワーク屋さんの大企業が結集してインフラ人材増やすために演習や講義を開催しようぜ!というものです。
詳細はサイトを見てもらいたいのですが、社会人なら10万円かかるらしいSTEP1をギリギリ学生時代に受講しており、10月のSTEP2(初級)は無料だったため、趣味を兼ねて自主的に有休を使って参加していました。
ちなみに全く業務は関係なかったのですが、上司に出張扱いで行って良いよと言われ、発表日は出張扱いにして頂きました。重ねて言いますが前職ホワイトでした。
課題はイベント詳細を見ていただければ掲載されていますが、ざっくり言うとグループワークで私たちのチームでは、オンプレ-クラウド(AWS)間でネットワークシステム設計を行うものでした。
業務も全然関係なく知識も独学、実際に設計を行ったことなどほとんどない素人同然の自分はグループメンバーの足を引っ張ってしまっており、発表も私の担当部分がお粗末になってはいたのですが、分からないなりに調べて試してみるのはやはり楽しいし、ネットワーク・インフラシステムの設計、トラブルシューティングが出来る人は尊敬する、こうなりたい!と強く思いました。
受講者は大体が会員企業の方で、自分は非会員企業(ましてや業務でインフラ関係ない)で少し場違い感を感じたのは良い思い出です。
STEP2の中級以降も開催されて無料かそれほど高価でなく受講できるなら、今後も有休使ってでも参加したいです。
使ったもの(使わなかったもの)
Wantedly
Wantedlyで募集を探したり、話を聞きに行ったりもしましたが、あまり自分には向いていませんでした。
もちろん中には良い企業もあったのですが、それを見つけるまでの効率が悪いと感じました。転職エージェント
何も使いませんでした。
良い、悪いとかではなくどのエージェントが良いのか当時分からなかったことが大きいと思います。
企業を探すのに困ったら使っていたと思います。個別検索
すでに名前を知っている企業は個別の採用サイトを見ることがほとんどでした。その他
参考になったことでいうと、Findyの
【エンジニア向け】IT/Web業界のトレンド研究共有会#3
に参加したのですが、一口にWebサービス・ITを取り扱っている企業であっても、どんな業界が今伸びているのかなどをざっくり知ることが出来て良かったです。
転職の軸
結局、転職先となった1社はすでに述べたような観点で良いと思っていて、そこしか選考を受けていないので積極的に調べていたとはいいがたいのですが、他の企業を探す軸はありました。
就活していた時も同じでしたが、
自社でサービス・プロダクトを開発している企業が良いと考えていたのでそれを中心に調べていました。
そこから主にインフラエンジニア・SREの募集を主に見ていたのですが、
まず必須要件に「実務○年」と書いてあるのが大半で、ですよねーと思いつつがっかりしていました。
一部の企業でその要件がないものがあったので、もし今回ダメだったら今頃そういうところに応募していたと思います。
選考からオファーまで+α(11月~12月)
複数並行で選考を受けるのは私には向いていないと自覚があったので、1社ずつ選考を受けることにしました。
他の企業も調べてみましたが最初に選考を受けるまでには至らず。
社員紹介制度があったので、同期の紹介という形で応募することに。
11月初め辺りに選考を受け始めて、ちょうど年末にオファーを頂きました。
いわゆるリファラル採用で選考基準が緩和されたのかどうかは私は知りませんが、
少なくとも同期に聞いた限りでは通常選考と過程自体は全く一緒のようでした。
オファーが来て、面談時などに待遇交渉した方がいいという話もありますが
特別なスキルは持っていないと言いますかそもそもインフラ分野でいうとほぼ実務未経験だったのと、前職より給与は上がるので交渉はしませんでした。
採用してもらえるだけありがたく、そもそも転職動機が待遇面ではありませんでしたので。
あまり文脈には関係ありませんが、11月中旬に
Everyone Outputer#1 「ぼくのわたしのセイチョウ・ジャーニー」
のTwitter実況枠で参加させていただき、皆さんアウトプット力がとても高くて強いのに、とても優しいので「ここがユートピアかな?」と思いました。
LT初登壇未だに出来てはいませんが、次回転職LTなどあればぜひ登壇してみたいです。
退職手続き&入社前手続き(1月)
言及する人はあまり見たことないのですが、 少なくとも初めて退職手続きを行った私にとってみれば これも意外と落とし穴では?と思ったので少し。
オファーをもらってからどうしたかというと、 オファーが出たら辞めようと決意していたので翌週くらいに上司に退職の意を伝えました。
部長や人事の方と面談があり、「1年目で辞めるので怒られるのでは?」と
内心ビクビクしていましたがそんなことは全くありませんでした。
ありがとう、良い職場です。
結局、年末年始を挟んで1月後半を有給消化することにしたため、 最終出社日が1月半ばに。
引継ぎは1年目なのでこれといって大きなものはなかったです。
ただ社内便で退職の際に行う手続きの書類一式が届いたのですが、
それが最終出社日の午後に届くというギリギリの結果に(自業自得)。
むしろ人事の方には1週間半で手続き書類を用意していただいたことになるので手間を掛けさせてしまったかなとその点は反省しています。
住民税の特別徴収、年金、源泉徴収票、各種保険、社員証返却etc...
何か忘れていないか不安に駆られて、4回くらいチェックしました。
最終出社日を済ませ、この半月ほどは有給消化期間で法律上の退職日としては本日1月31日でした。
退職手続き以外に、私の場合は転職先が決まっていたので、
健康診断を受診したり入社前に提出する書類を揃えたりという手間もありました。
明日2月1日は転職先での出社初日です。
それ以外(1月後半)
2週間ほど手続きなどはあったものの実質無職生活を謳歌していたわけですが、
京都に旅行がてら2年ぶりの知人と再会したり、1年ぶりくらいにサポーターズの勉強会に参加したり、資格試験を受験していました。
AWS認定資格SAAを受験したのですが、今朝スコアレポート届いたのでそれは別途書きます。
最後に
こんな拙文を読んでくださってありがとうございます。
もっと詳しい話が聞きたい奇特な方がいらっしゃったら、LT会や勉強会にちょこちょこ顔出ししようと思うので、対面でお会いする機会に尋ねてみてください。